心葉

想いを綴ったメッセージを季節折々の花と共に届けたという、いにしえの人たちの物語をもとに、和紙製の香りの花びらを添えて作られたメッセージカードです。
大切な人へのお手紙を香りと共に届けます。

心葉
FUJI

FUJI

UME

UME

TACHIBANA

TACHIBANA

TSUBAKI

TSUBAKI

君ならで 誰にか見せむ 梅の花
色をも香をも しるひとぞしる
紀 友則 (古今和歌集より)

 その昔、人々は想いを歌にしたためました。
 好きな人を想う気持ち、美しい自然への賛歌、憂い、悲しみ・・・。
 それは、同時に恋人達のラブレターでもありました。だから、送られた歌の返事にも、また歌。そうして綴られる一言ひとことを心葉というのだそうです。
 このたった三十一音の和歌は、香を焚き染めた紙に書かれ、季節折々の花の咲く枝に結ばれて、相手の元に届けられます。
 日本の平安、雅な時代の記憶です。
 今では桜前線なるものがあるほど、日本では桜の花が親しまれていますが、平安の頃、花といえば梅を指しました。まだ雪の残る庭に赤い梅の花がぽつりと咲き、そこから静かに凛とした香りが漂う・・・梅の花は、長い冬の終わりと待ち焦がれていた春の訪れを伝える、特別な存在だったのでしょう。
 その梅の花と同じく、歌に添えておくられたものに、橘、藤、椿がありました。和歌にも詠まれた日本の花です。愛のメッセージを送るために、最も活躍したであろう梅に続けて、これらの花をテーマに香りを創作し、心葉のシリーズをつくることにしました。
 香りと共に、あなたの気持ちが大切な人の元へ届くことを願いながら。